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製作工程

1. はじめに
2. 樹脂パーツのデザイン
3. 樹脂パーツの原型製作
4. 樹脂を入れる台座製作
5. シリコン型取り
6. 樹脂を型に流す作業
7. 樹脂パーツ完成
8. 金属パーツの製作
9. 金属磨きからメッキへ
10. 組み立て作業
11. 仕上げ

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1. はじめに


わたしたちは、アクセサリーを作る上で、紙にデザイン画を描くということはほとんどしません。
これは、自分たちで作りながら形を決めてデザインしていくからだと思います。逆に、いつデザイン画を描くかというと写真の金属パーツや樹脂パーツの母体をデザインするときです。
これは専門の金属加工会社や石を研磨する職人さんにお願いするから必須としてデザイン画のような仕様書を作ることになります。
製作は、主に金属パーツと樹脂パーツにそれぞれ分かれて進みます。

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2. 樹脂パーツのデザイン


樹脂パーツの製作は、タマルサンにとって一番重要な部分です。
樹脂が出来上がるとまず名前がつきます。それがシリーズ名です。
タマルサンで一番多いのは、手描きで書いた絵です。そのデザインの質感に合わせて紙やフイルムにプリントします。最終的な仕上がりの違いは、紙にプリントする場合は不透明になり、フイルムにプリントする場合は半透明になります。フイルムのほうは、下の金具の色を受けて底光りしたり、逆にトーンが落ち着いたりするので、金具との相性を見極めながら進みます。
ここでは、紙にプリントしたものをテンプレートを使って、出来上がる樹脂の大きさに合わせてハサミでカットしています。

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3. 樹脂パーツの原型製作


作りたい樹脂パーツの形を思い浮かべながらデザイン画を書きます。
そして石の研磨職人に加工してもらいます。
原型となるのは瑪瑙やオニキスです。
原型として、何度もシリコンで型取りを行うため、比較的硬い石を選択します。
カットが多いと光が反射してキラキラと輝きます。
また、光の屈折により、中の模様の見え方が変化します。
逆に表面が丸いドーム型は、レンズ効果で中の模様が大きくなり、同じデザインでも形が違うと全く違うものに見えてくるから不思議です。

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4. 樹脂を入れる台座製作


それぞれの樹脂パーツとぴったり合うように金属で型を作ります。
素材は、銅、真鍮、銀を使っています。裏面には、タマルサンのロゴの一部を抜き取ったデザインをパターン化して全面に入れました。
模様をエッチングすることで凹凸ができ、特にアンティークメッキを施すと、模様がはっきりと浮かび上がります。

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5. シリコン型取り 


シリコンを使って、型を作ります。
シリコンを流しても動かないように、原型の石を容器の底 に貼付けます。
シリコンに気泡が入らないように少しずつ手早く流し入れます。
気温によって、だいたい1日置きます。
シリコン型は何度も使用していると、伸びてしまい綺麗な樹脂パーツが作れなくなるので、 だいたい、3、4回で破棄します。
ループタイ用の樹脂のような大きいものでは、1回で使用できなくなるものもあります。

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6. 樹脂を型に流す作業


主剤と硬化剤をよく混ぜ合わせます。一度湯煎で温めるとと混ざり具合がよくなり、硬化不良を防ぐことができます。さらに気泡を抜くために、ホットカーペットの上であらかじめシリコン型を温めて置きます。
冬場は、特に暖房を高めの設定にして作業をします。また、ドライヤーで熱風をかけると気泡も抜けやすくなります。夏は気温が高いので、冬に比べると作業がしやすく失敗も少ないです。
シリコン型にいよいよ樹脂を流します。小さい型に入れるので、樹脂があふれてしまったり、または少なかったりすることがあります。そこで針金を使って分量を全体的に均します。その後は、デザインした紙やフイルム、ビーズなど、それぞれのシリーズの素材を入れます。
季節の気温によって、固まる時間は1日から3日です。

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7. 樹脂パーツ完成


数日後、固まった樹脂パーツをシリコン型から抜き取ります。
色鮮やかなオリジナル樹脂パーツの出来上がりです。
シリーズ名のついたパーツたちは、何色の金属と合わせたら、 さらに輝くかどうかを考えながら、次の金属パーツ製作に入ります。

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8. 金属パーツの製作


樹脂パーツの製作は、直接火を使うことはありませんでしたが、金属パーツの製作にはガスバーナーが必須になります。
こちらもデザイン画を描くということはせず、ぶっつけ本番で進みます。
まず、かんざしであれば、真鍮線をカットするところから始まり、火をかけて金属を加工していきます。

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9. 金属磨きからメッキへ


火をかけて形作られた金属たちは、火をかけると酸化するので、その汚れた部分を硫酸につけて落としていきます。
そして、そこから丁寧に金属ブラシを使って磨いていきます。
この後、メッキ工場に出しますが、きれいに磨きあがってるとメッキもきれいにのってきます。

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10. 組み立て作業


金属パーツがメッキ工場から戻ってきたら、いよいよ樹脂パーツとの組み立てに入ります。メッキの色は、アンティークメッキと呼ばれる「金古び」、「銀古び」、「銅古び」と、24金メッキ、ロジウムメッキの5つがメインになります。また、金属アレルギーを起こしにくいとされるニッケルフリーメッキ(一部を除く)を使用しています。樹脂のシリーズによって、一番合う色のメッキを選択します。ブルー系は、銀古び、ロジウムが良く合います。グリーンやイエロー系は、金古び、または金。ピンクや赤、オレンジは銅古びや金がよく合います。

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11. 仕上げ


樹脂パーツと金属パーツを接着剤でつけた後は、それに合う天然石やビーズを合わせていきます。作っていくとそのシリーズにぴったりな石やパールが自ずと決まってくるところが面白いところです。そうしてひとつのシリーズの世界が広がっていきます。「はじめに」のところでも説明しましたが、紙の上でデザインしていない分、最後に思わぬ展開が起きるのもわたしたちの楽しみのひとつです。